鍼灸接骨院(13)空き巣騒動
院長高橋のヒストリーをブログで書いております。
今回は鍼灸接骨院修行時代の13回目。
分院長をしていた時、接骨院に「空き巣」が入った話です。
さて、どんな体験だったのか。。
私が分院長になって半年ほど経った頃だったと思う。
接骨院の昼休みは長く、午前診療が終わった後はスタッフ皆でランチに行くのが日課であった。
ランチに行っている間は接骨院は留守であり、その当時は入り口の鍵は閉めてなかった。
今考えると不用心であるが、お金は鍵付きの棚に入れてあったし、接骨院は盗むものもないと思って油断していた。
その日もいつもと同じように午前の診療が終わってスタッフとランチに出た。
ランチをした後、私は本屋に行きたかったのでスタッフと別れてそのまま本屋に向かった。
本屋に着いてぶらぶらしていると、スタッフの1人から電話がかかったきた。
スタッフ「高橋先生、大変です!空き巣が入りました!」
私「え!またまた〜。そんなこと言って。だまされないよ〜。」
スタッフ「本当なんです!本当に!」
私「またまた〜。冗談言って〜。」
スタッフ「本当なんですって!本当に空き巣が入ったんです!すぐ来てください!」
私「マシで?本当に?すぐ帰るよ!」
と、私は最初は冗談だと思ったのが、スタッフの真剣な訴えにただ事ではないと分かり、すぐに接骨院に戻った。
接骨院に戻ると、鍵付きの棚が壊されてお金が無くなっていた。
しかし幸いにそれ以外は何も被害は無かった。
それから警察に電話して、少しして警官が2名来た。
警官は1時間ほど実況見分をして、スタッフにいろいろ聞いていた。
私も「思い当たる人いますか?」と聞かれたが、その時は気が動転していたのか、
「特にいません。」と答えた。
しかし、あとで冷静になって思い出してみると、空き巣がある1週間ほど前に怪しい人がいたのを思い出した。
その人は11時半くらいに来て、施術を受けてかえったのだが、妙に目付きが鋭くあたりを観察しているようであり、なんとなく雰囲気が普通の人では無かった。
後日、警察にその事を言ったが
「それだけではどうすることもできない。」
と言われてしまった。
「犯人が捕まったら連絡します。」と言われたが、その後連絡はなかった。
この事があって以来、昼休みは鍵を閉めるようになった。
しかし、今思えば私を含めスタッフが犯人と鉢合わせにならなくて良かった。
若い活気盛んなスタッフが多かったから、鉢合わせになったらかえってお互い危なかったと思う。
接骨院の先生は柔道をやっている。
学校の時の友人はは引ったくりにたまたま遭遇し、犯人を半殺しにしてしまったと言っていた。
確かにコンクリに柔道技で頭から落としたら、かなり危ない。大外刈りで後頭部からコンクリ直撃したら、、、。