鍼灸修行② G先生
今回はG先生について書きます。
G先生は私のどこに行っても治らない腰痛を治してくれた恩人であり、また私の鍼の師でもあります。
私の鍼の生涯の目標の人です。
そんなG先生は、分かりやすく言えば「スピリチュアル鍼灸師」でした。先生は「俺は違う!」と言うかもしれませんが、私のような凡人から見たらそう見えました。
また、すごく深い目をしていて、こちらを全て見透かしているような厳しくも慈愛に満ちた深い目も持った先生でした。
先生は、スピリチュアルな才能は「一度死にかけた後からそうなった。」と言ってました。
私もそういうスピリチュアルな世界があることを中学生の時に体験していたので、そういう世界には抵抗はなかったですが、G鍼灸院の時はそういう体験がとても多かったです。
私がG鍼灸院で体験したスピリチュアルの一例ですが、まず私がG鍼灸院に初めて来た時は問診も検査もなしでいきなり「腸が悪い」と言われ鍼治療でした。普通ありえません。
また、ある患者さんには精密結果で分かった悪い箇所を言い当てたり、また不妊症の患者さんの妊娠をたった2週目で分かったり、また本人に知らされてないガンを家族から聞く前に既に鍼治療していたり、これらはまだまだ序の口でもっといろいろありましたが、徐々に書いていきます。
そんなG先生が鍼灸の道に入ったのは早く、小学校5年生頃と言ってました。
お父様が子供の頃、病気でお亡くなりになり長男の先生が叔父さんの鍼灸院で小5から働いそうです。
稀に子供の頃から鍼灸、整体などの英才教育を受けて、天才的な治療家になる人がいるのですが、先生もその1人なのかもしれません。
なので私がG先生のところで働きだした時は20歳だったのですが、
「高橋、お前は始めるのが遅かったから頑張らないとダメだぞ!」と言われました。
(え!20歳で遅いの?)と思いましたが、先生の小5に比べればかなり遅かったと言えます。
G鍼灸院の修行時代が私の人生で一番熱かった時、いろいろな体験をした時だったと思います。
つづく。