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マッサージ編⑥渋谷 | 春日部市で整骨院なら高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛

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マッサージ編⑥渋谷

2022.12.11 | Category: 院長ヒストリー

渋谷は言わずと知れた若者の街だが、柔整(整骨院)、鍼灸の学校は渋谷にあった。
鍼灸3年、柔整3年の専門学校なのだが、1年Wスクールのため渋谷には5年通った。 
ちなみに柔整、鍼灸は同じ学校法人が経営している為、校舎は同じだった。

 柔整の学校が始まり、たまたま隣の席になったI君は私と同じ柔整、鍼灸のWスクールをしていた。しかも3年間。
 I君に「授業の空き時間は何してるの?」と聞いたら
「家が近いから帰ってます。」と言う。
どこに住んでるのか聞いたら、なんと道玄坂であった。
柔整学校は9〜12時、鍼灸学校は18〜21時で空き時間が6時間もあった。

 聞くと、I君は地方から出てきて道玄坂に住んでいた。親しくなってから遊びに行くと、道玄坂の1ルームマンションで4畳半ほどの部屋にユニットバスという極小ルームに住んでいた。
たぶんそのマンションは元シティーホテルで、そこを賃貸マンションにしたようなつくりであった。家賃は当時8万円くらいと言ってた。
 しかし道玄坂は部屋も極小であったし、周りもいかがわしい店が多く、とても学生が住む雰囲気ではなかった。 
 そんなI君だが、私が「僕がバイトしているマッサージ店は学校の空き時間に雇ってくれるよ。とうせバイトするならマッサージがいいんじゃない?日曜出勤もあるけど、やりたかったら言って。」と言うと
「是非やりたい!」と言う。
 私はバイト先にその事を話しI君も採用になった。
それからI君とは仲良くなり、私は夜、片道90分かけて春日部に帰るのが面倒な時、たまにその極小ルームに泊めてもらった。泊めてもらった夜は終電が終わった後に、I君と渋谷をぶらぶら散歩することもあった。
昼間はあんなに人が多く喧騒な街も夜中は嘘のように人もいなくなり静かになった。誰もいない渋谷を歩くのはなんだか気持ちが良かった。

 さて、渋谷のマッサージ店は渋谷公園通りに1店舗があったが、もう1店舗を新規に東急ハンズ近くに作り、私はそこのオープニングスタッフとして配属になった。
 渋谷2号店の店長は、すごく優しい男性店長で、また副店長にマッサージ研修をして頂いた佐藤さんが配属になった。私は知ってる人が来てくれて心強かった。
 自由が丘店のお客さんは40〜50代落ち着いた人が多く常連さんがほとんどであったが、渋谷は若い新規のお客さんが多かった。
 中には地方から東京見物に来て渋谷でマッサージを受けて行く人も多くいた。 
 また日曜出勤の後などは、同僚と渋谷のオシャレなお店で一杯飲んだりした。今思えばこの頃が一番楽しかった。
 
 今もたまに渋谷に遊びに行きたいと思う。
あの頃とどう変わったのか散歩してみたいが、もう25年近く行ってない。
 渋谷は当時から店の移り変わりが激しかったので、今はかなり変わってしまっただろう。

学校、バイトと渋谷には5年間も通ったので思い出の深い街である。

つづく。