鍼灸接骨院編③変わりゆく接骨院、整骨院
私が接骨院で修行してたのは今から約30年前、19
93年頃だった。
今は2023年だが、この30年で接骨院もかなり変わった。
1990年代のころの接骨院は、まだ骨折、脱臼、捻挫、打撲などの外傷が多かった。
私のバイトしていた鍼灸接骨院は1日60〜80人程の来院があった。足首の捻挫は常に2、3人はいたし、骨折も月に1〜3人ほど来ていた。
しかし、この頃の接骨院では骨盤矯正、整体などはほぼやってなかった。たまにマッサージ延長する人がいたが、忙しくて骨盤矯正、整体はやっている暇がなかった。
私が開業した約20年前、2000年頃もまだ外傷が多く、骨盤矯正などやっている院は少なかった。
接骨院、整骨院で骨盤矯正、整体などをやるようになったのはいつ頃だろうか?
鍼灸、接骨院の専門学校が規制緩和により爆発的に増えた頃から骨盤矯正、整体などやる院が増えた気がする。
またこの頃から接骨院のチェーン店が増えてきて、チェーン店で骨盤矯正、整体などを取り入れられるようになったのだろう。
最近は柔道整復師の資格を持っていても健康保険はやらずに自費の整体で開業する人が増えている。
うちの最近開業した元スタッフ3人は完全自費の整体スタイルである。
今や接骨院、整骨院は外傷のみだと経営できない。
私は50歳なので今のスタイルでやっていけると思うが、若いスタッフはこれからやっていけるのか?
今までのように黙っていても患者さんが来る時代は終わった。
これからは日々勉強し真面目な施術家のみ生き残っていくと思われる。
つづく。