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鍼灸接骨院編⑦初めての整復、不発 | 春日部市で整骨院なら高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛

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鍼灸接骨院編⑦初めての整復、不発

2023.02.05 | Category: 院長ヒストリー

接骨院でバイトして半年くらい経った頃だったか小児の肘の脱臼を任された。

接骨院に
「子供の肘が抜けてしまったのでこれから行きます。」
と電話がかかってきた。

分院長に
「高橋先生やってみる?」
と言われ
「はい、やってみたいです。」
と答え任されたのである。

小児の肘の脱臼は「肘内障」と呼ばれ比較的簡単な整復である。
小児は骨の突起の引っかかりがまだ発達してないので抜けやすいのである。
抜けやすい子は何回も抜ける。
チョット引っ張っただけで抜ける。
うちの子も小さい時はよく抜けていた。

そんな肘内障だが、私は初めての整復でドキドキしていた。
 患者さんが来るのがすごく長く感じて、待っているとだんだんお腹が痛くなってきた。

5分ほどお腹が痛いのを我慢していたのだが、我慢できなくなり分院長に
「チョットお腹か痛くなってトイレ行ってきます。」
と言ってトイレに行った。

トイレに入って2〜3分した頃、車が来る音がして
子供の鳴き声が聞こえて来た。

(あっ、ヤバい、早く行かないと。)
と思っていると、
ぎゃーと泣いていた子供の声が静かになった。

あれ?どうしたのだろう?

とトイレから戻ると

「高橋先生、いないんだもん。整復しちゃったよー。」
と分院長。

「すいません、ありがとうござい。」

と、初めての整復は不発に終わった(笑)

そらから肘内障はよく来ていていたので、少しして初めての整復は無事完了した。

しかし、最近の整骨院では肘内障も見ることが少なくなった。

手を引いて抜けたことが明らかな場合の肘内障だったら接骨院、整骨院の方が早いかもしれない。

ただ肘を強打したり、原因が分からない小児の肘の外傷の場合は整形外科で診たもらった方がいい。
 骨折があるかもしれないし、小児の肘の骨折は成長障害が起こりやすいのだ。

つづく。