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足関節捻挫 | 春日部市で整骨院なら高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛

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足関節捻挫

2020.04.16 | Category:

原因

足関節は構造上、横方向では外側より内側に大きく動くため、怪我をする頻度も内側にひねって起こることが多いのです。つま先が下を向いた状態で足首を内にひねる動作(土踏まずの内側が上を向くような形)を内がえしといいますが、その方向に過剰な力が加わって捻挫することが最も多く、その場合には足首の外側が伸ばされて外くるぶしの前方と足の距骨をつなぐ前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)が過度に緊張してまず損傷します。程度が強ければ足首の外側の別の靭帯(踵腓靭帯 = しょうひじんたい)をさらに損傷し、さらに酷ければ後距腓靭帯(こうきょひじんたい)までもが損傷します。

靭帯の損傷程度によって、捻挫の程度を三つに分けています。
靭帯が伸びる程度の損傷を1度捻挫、靭帯の一部が切れるもの(部分断裂)を2度捻挫、靭帯が完全に切れるもの(完全断裂)を3度捻挫と定義しています。

足のひねり方によっては、足首の内側の靭帯や足の甲の部分の靭帯を痛める場合もあります。
また、怪我の状況が同じようであっても靭帯の損傷に止まらずに骨折が起こる場合があります。
この場合は骨折の治療を行います。子供では骨が完全に出来上がっていないので、靭帯が断裂するかわりに靭帯の付着する骨の表面が剥がれる剥離骨折(はくりこっせつ)という状態になる場合があり、たかが捻挫と侮っていると重症の怪我の治療が遅れて後遺症を残す場合もあり、注意が必要です。

症状としては足関節や足の痛みによって歩きにくくなります。損傷した部分を中心に腫れて皮下出血により色が変わります
時間が経過すると腫れや変色は広い範囲に広がります。靭帯が完全に断裂した場合は、関節が不安定になり、適切な治療を行わなければ後に捻挫を繰り返したり、関節表面の軟骨を損傷したりして、日常生活やスポーツ活動に障害をきたす場合があります。

治療として、1度捻挫と2度捻挫では、応急処置の基本と同様にRICE処置をおこないます。

3度捻挫では、RICE処置をおこない、さらに2~3週間の固定をすることがあります。

外側靭帯損傷では、早期に適切な治療を行えば手術が必要になることはまれです。
つまり治療の基本は保存療法(手術以外の治療)です。
保存療法には、ギプスなどによる固定療法と早期運動療法があります。
固定療法は数週間のギプス固定を主体とした治療方法です。
早期運動療法は、怪我の初期に短期間固定を行ってから早い時期にサポーターでの歩行を開始し、足関節の外側に負担のかかるひねり動作を制御しながら積極的にリハビリを行う方法です。
その他の靭帯の損傷でも基本的にはこのような保存療法が主体となります。