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四十肩、五十肩 | 春日部市で整骨院なら高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛

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四十肩、五十肩

2020.04.21 | Category:

四十肩・五十肩とは、正式には「肩関節周囲炎」という疾患群のこと。原因は完全に明らかにはなっていませんが、加齢により血液循環が悪化したり、筋肉、腱などの性質の変化が起こったりすることで、肩の周辺組織が炎症を起こして腫れや痛みが生じる疾患です。40~60代の人に多く発症するため、この名称が付けられました。最近では、生活環境の変化などで、30代で症状が出る方も増えているとも言われています。 四十肩・五十肩と混同されやすい肩こりは、「筋肉の疲労」からくるものであり、全く違うものです。

『四十肩・五十肩』の3つの病期

四十肩・五十肩には発症してから痛みが主な「急性期」、肩の可動域が狭まる「慢性期」、回復に向かう「回復期」と3つの病期があります。

急性期(およそ2週間から1カ月)

突然腕を動かしたときに肩に激痛が走るというのが、四十肩・五十肩の典型的な発症パターン。
この時期は夜に寝返りを打つだけで痛みを生じる「夜間痛」や、肩を動かす際に二の腕や手先にも痛みや痺れが伝わる場合もあります。こういった急激な痛みは数日間で治るのが一般的ですが、無理は禁物!安静が第一の大切な時期です。

慢性期(半年から1年)

急性期の痛みが治まってくると、鈍い痛みへと変わり、肩が上がり難くなるなど可動域がだんだんと狭くなってきます(肩関節拘縮)。これは急性期に起きた炎症の影響で、筋肉が委縮して固くなっているから。着替えや洗髪が上手くできないなどの日常生活に支障をきたす時期でもあります。慢性期は半年から1年続くこともあり、痛みを感じない程度の適度なストレッチも有効です。しかし、痛みが減ったからと言って無理をすると、痛みがぶり返すことがあるので要注意です。

回復期

肩関節拘縮が改善してきて、少しずつ腕が動かせるようになる大切な時期。痛みはほとんどありません。しかし、人によってはこの時期になっても「肩の動きが非常に悪い」ということも。適度なストレッチなどで、徐々に肩を動かしていきましょう。

痛みの緩和とケア方法

急性期

  • 三角巾やアームスリングを用い、できるだけ肩を使わないように安静にしましょう。痛みを感じるような動作は避けてください。
  • 患部が熱を持っているようなら、氷水などで冷やして炎症を抑えます。
  • 痛みがひどい場合は、鎮痛消炎成分インドメタシンなどが配合された外用薬や飲み薬も有効です。

慢性期

  • 就寝前に入浴して肩を温めたり、ホットタオルを肩に広げて乗せて温めます。出来るだけ肩や体を冷やさないように注意しましょう。
  • 血流をよくするストレッチなど、無理のない範囲での運動を続けましょう。
    ただし、痛みがひどいときのストレッチは炎症を悪化させる可能性があり危険ですので控えてください。

回復期

痛みがほとんどなくなり、リハビリに最適な時期。ここで可動域を広げる運動を怠ると、四十肩・五十肩が治ったあとも肩関節の動ける範囲がだんだん狭くなってしまうこともありますので、ラジオ体操や簡単なストレッチなど、慢性期以上に肩を動かすことを意識して、しっかりリハビリを行いましょう。