鍼灸修行③ 気功
患者としてG鍼灸院に通っている時、鍼灸院で木曜に気功体操会をやっていた。私も大学生になって時間がある時、治療を受けるついでにその体操会にも参加するようになった。
鍼灸院の一室での体操会であり、夕方4〜7時で1時間✖️3回ほどやっていた。
4〜6時の体操会の講師はG先生ではなく、G先生に見染められた患者さんであった。
特に6時の担当のMさんはG先生と仲が良く兄弟のようでもあった。
そんなMさんの6時の体操会では最後に15分ほどの瞑想が行われていた。
私が初めてMさんの体操会に参加した時も「瞑想」があった。
私は「瞑想って何するの?」と思いながらも、目をつぶってそれらしく座っていた。
座っていると、何か白い円のようなものが見えた気がした。とくに気にもせずに瞑想を終えると、Mさんが
「白い円が見えたよね?見えなかったと言ったら嘘になるよ〜。」
と自信満々に言われた。私は驚きながらも
「確かに見えました。でもアレは何ですか?」
と言うと「今は知らなくていい。」と言われた。
それがMさんとの忘れられない最初の出会いであった。
ちなみにMさんとG先生の出会いも強烈である。
これは体操会メンバーから聞いた話だが、
G鍼灸院にMさんのお母さんが治療に来ていたが、ある時足首を強く捻挫して歩けなくなってしまった。
G先生はMさんの自宅に往診に行って鍼治療をしたそうだ。
その時、Mさんも傍にいたそうだが、G先生は初対面のMさんに
「突然こんなことを言って信じてもらえないかもしれませんが、あなたと私は過去世においてインドで一緒に修行した友人です。今まではお会いしてませんでたが、これからはよく会うことになると思います。」
と言ったそうだ。
そのことを後にMさんに聞いたことがあった。
「あの話は本当なんですか?」と聞くと、
「本当だよ。突然そんな事を言われてびっくりしたよ。あーそうなんですか?しか言えなかったよ。」と言っていた。
しかし、その後、本当にG先生とMさんは親密になっていく。
また、G鍼灸院では毎週木曜の気功体操会とは別に毎月1回土曜の19〜24時くらいで「気の勉強会」をやっていた。
私も働きだした頃から参加していた。
「気の勉強会」の話は次回書きます。
つづく。