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ヘバーデン結節、ブシャール結節 | 春日部市で整骨院なら高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛

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ヘバーデン結節、ブシャール結節

2020.06.18 | Category:

症状

手指の関節の腫れ・痛み・しびれ・変形が第一関節に起こることを「ヘバーデン結節」、第二関節に起こることを「ブシャール結節」といいます。
結節とは骨のコブのことで、手指の関節が腫れて痛むだけでなく、粘液嚢腫(ミューカスシスト)と呼ばれる水ぶくれが現れることもあります。症状には個人差がありますが、関節軟骨の摩耗や関節の隙間が狭くなり徐々に骨が変形していきます。
上記症状のため、指の動きが悪くなったり、強く握ることが困難になったりして、日常生活が困難になることがあります。

原因

現時点では原因は不明ですが、発症が更年期の女性に多く、また利き手以外の手指にも症状が現れることから、女性ホルモンが関与している可能性が考えられています。
ヘバーデン結節、ブシャール結節以外にも更年期に起こりやすい手指の疾患として、ばね指・ドケルバン病などの腱鞘炎、手根管症候群、母指CM関節症があげられます。
更年期のみならず女性ホルモンの大きな変動(減少)が起こる産後・授乳期にも、同様に手指に痛みやしびれ、こわばりが起こることが報告されています。

治療法

対処療法として、腫れ・痛み・しびれのある部位の安静と固定(テーピング)や服薬(鎮痛剤、漢方薬、ステロイド剤の関節内注射など)があります。また、女性ホルモンに似た働きを持つエクオール含有のサプリメントの摂取も、初期の症状の緩和に役立つという報告もあり、期待されています。
手指が変形し、日常生活に困るような場合には、手術を行うこともあります。

ギヨン管症候群

2020.06.04 | Category:

ギヨン管症候群とは、尺骨神経が手関節部の豆状骨と有鉤骨の間にある骨線維性トンネルで障害されて生じる尺骨神経の絞扼性神経障害です。

症状

ギオン管症候群の主な症状は、主に小指や小指側手のひらの感覚が低下することやしびれなどがあります。手を関節に反って伸ばそうとすると痛みが発生することもあります。また、物をつかむ時、水をすくう時などに上手く指を使えないといった運動障害が起こることがあります。特に箸をつかむことで異常が見られます。進行が進むと筋肉が痩せてくる、日常生活に影響を与える恐れがあるため、注意が必要です。

原因
ギオン管症候群を引き起こす原因には、手のひらの小指球にあるギオン管や周辺組織の老化、ギオン管を囲う靭帯の異常、ギオン管にできたガングリオンなどと言われています。また、怪我や骨折をしたり、職業柄電動ドリルなどを長時間使用したときも起こる可能性があります。長時間自転車のハンドルを握る、ゴルフなど、握力を必要とするスポーツを行う事でも起こります。

治療
ギオン管症候群の治療法には、複数の方法があります。症状が軽いものである場合、安静にすることやビタミン剤を服用することで経過を見ることが出来ます。生活習慣の改善で自然に治癒することも多いです。また、ステロイド剤をしようしたり、電気刺激を与える治療もあります。症状の重いもの、特に筋委縮を起こしたりガングリオンを起こしている場合は手術が必要です。

関節リウマチ

2020.05.28 | Category:

関節リウマチとは免疫の異常によって関節で炎症が起き、腫れや激しい痛みが生じ、軟骨や骨が破壊されて関節が変形し、関節としての機能が失われる病気。関節の内側を包んでいる滑膜が炎症を起こし、慢性化すると滑膜が増殖して周囲の組織を破壊する。最初は手や足の指の関節が対称性に腫れ、朝にこわばるようになる。発熱やだるさ、食欲の低下など全身の症状が現れることもある。

原因

関節リウマチは、免疫の異常により起こると考えられている。免疫は通常、外から体の中に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体を攻撃して、体の外に追い出すシステムであるが、関節リウマチでは、その免疫に異常が生じて自分自身の細胞や体を攻撃するようになり、関節内の炎症を引き起こしている。 本来は関節液を作り、関節の機能を支える滑膜に炎症が起こり、炎症が長期化すると関節の破壊につながる。 その結果、関節の隣り合う骨が癒合して固まってしまったり、関節構造のゆるみにより脱臼して機能が損なわれたりする場合もある。手や足の指など小さい関節に発症する場合が多い。その中でも手指の第2、第3関節は特に症状が出やすい部分です。経過が長くなると膝・肩・股関節などの大きな関節に炎症が波及することも少なくない。

症状

初期は左右対称に手足の指の関節が腫れ、朝方にこわばりを感じるようになる。時間の経過とともに関節破壊が起こると、小さな関節であっても生活に大きく支障を来すことになる。また患者によっては膝関節や股関節など下肢の大関節も侵されることがあり、歩行が著しく困難になってくることもある。さらに、頸椎に炎症が波及すると、脊髄が圧迫されることによる症状(手足のまひや脱力)が起こり、緊急手術を要する事態になることもある。こうした関節の症状のほか、免疫の異常によるさまざまな全身症状(発熱・倦怠感・食欲不振・貧血など)を伴うことがある。特に、間質性肺炎は呼吸機能を低下させQOLや生命予後に大きな影響を及ぼす重大な合併症であり、感染症や薬剤の影響で悪化することもある。また血管炎を合併することもあり、皮膚の潰瘍や末梢神経の障害、目の炎症など多彩な症状を呈する。

治療

以前のリウマチ治療は、薬で炎症や痛みを抑えたり、悪くなった関節部位を手術で取り除くくらいしか手立てがありませんでした。しかし、リウマチ治療の中心薬として使用される薬のほか、生物学的製剤という分類の治療薬が登場し、炎症や痛みを抑えるだけでなく、病気の進行を食い止めて関節が破壊されるのを防ぎ、患者さんの生活の質を高める治療ができるようになってきました。

現在では、こうした薬を使った治療 ( 薬物療法 ) を中心に、リハビリテーション、手術などを、必要に応じて組み合わせて治療を行うのが一般的です。

手根管症候群

2020.05.21 | Category:

手根管が管と呼ばれるのは、狭い通路になっていて、神経や腱がそこを通り、手首を通って手へと向かっているためです。手根管はそれを取り囲む腱、靭帯、骨によってできています。正中神経は、手首の手のひら側にあり、手根管を通っています。この神経は、親指、人差し指、中指と、薬指の親指側に感覚を与えています。

手根管症候群は非常によくみられる病気で、特に30~50歳の女性に多くみられます。片手のみに起こることもあれば両手に起こることもあります。

原因

手根管症候群は、正中神経の圧迫(締めつけ)によって生じます。圧迫は、手根管の周囲や中の組織が腫れたり、手首の手のひら側に線維性の組織の束が生じた際に起こります。

妊娠中の女性や、糖尿病、甲状腺機能低下症、特定のアミロイドーシス、関節リウマチのある人も、手根管症候群が発生するリスクが高くなります。また、ドライバーの使用など、手首を伸ばした状態で繰り返し力を入れる動作を要求される仕事をしている人でもリスクが高くなります。不適切な姿勢でコンピュータのキーボードを使用することが、別の要因の1つである可能性もあります。振動に長時間さらされること(例えば特定の電動工具の使用による)も、手根管症候群の原因になるといわれています。しかし、ほとんどの場合、発症の原因は不明です。

症状

手根管症候群の症状としては、違和感、しびれ、チクチクする感覚、痛みが、親指側の3本の指と薬指の中指側半分にみられます。手全体に影響が出ることもあります。ときには、前腕部にも、痛み、焼けつくような感覚、チクチク感が生じます。手の置き方が原因で、しびれやチクチク感を伴う、焼けつくような痛みやうずくような痛みによって、就寝中に目が覚めることがよくあります。患者は、正常な感覚を取り戻そうとして手を振ることがあります。時間とともに、動かさないでいる手の親指側の筋力が低下し、筋肉が萎縮することがあります。

腱鞘炎

2020.05.20 | Category:

筋肉の延長である腱と腱鞘という腱を包むものとがなんらかの原因によって通過障害を起こして炎症となり痛みがでる状態を総じて腱鞘炎と言います。

腱は骨と筋肉とをつなげる、上部な繊維です。腱は腕から指まで束状に何本も通っており、腱のはたらきによって指の曲げ伸ばしや手首の動きが可能になります。そして複数の腱をおさめる腱鞘があることで、スムーズな手指・手首の動きをできるようにしています。腱鞘炎は、職業柄パソコンを使うことやものを書くことの多い方がなりやすいといわれています。腱鞘炎は、日常生活動作に密接に関連した病気です。発症しやすい部位は手首や手指であり、それぞれド・ケルバン病やばね指などと呼ばれます。

ド・ケルバン病

手くびの親指側にある腱鞘と腱に炎症が起こり、腱の動きが悪くなり、手くびの親指側が腫れて痛みを生じます。親指を動かすと強い痛みが走り、日常生活動作に支障がでるようになります。妊娠中や更年期の女性、手をよく使う仕事の人に多いのが特徴です。

親指を伸ばす腱は3本あるのですが、その内の「長母指外転筋腱」と「短母指伸筋腱」の2本が通る靱帯性腱鞘が手くびの親指側にあります。この部分で腱鞘炎が起こり腱が腱鞘の中をスムースに通らなくなることで痛みが生じます。

ばね指

指を伸ばすときに、ばねのように勢いよく動くことからこの名称がつきました。
指を曲げるときの痛み、指が伸ばしにくい、動かしたときに引っかかるといった症状が現れます。どの指にも起こり得ますが、親指、中指、薬指に起こるケースがよく見られます。放置していると、関節がかたく動かしにくくなる「拘縮」が起こります。拘縮は指の先端から2番目の関節(PIP関節)に起こりやすいとされています。拘縮を起こすと、治療は困難になりますので、そうなる前に治療を行うことが大切です。

指を曲げる腱は親指には1本、それ以外の指には2本ずつあり、それぞれの指のトンネル構造を通っています。このトンネル構造は「靭帯性腱鞘」と呼ばれ、指の使いすぎなどにより炎症が起きると、腱鞘が厚くなったり、腱が太くなったりして腱がトンネルを通りにくくなり、さらに摩擦が生じ症状を悪化させます。