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肋間神経痛 | 春日部市で整骨院なら高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛

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肋間神経痛

2020.06.29 | Category: 未分類

肋間神経痛は胸椎から出ている肋骨に沿っている神経が痛む症状である。

原因

肋間神経はちょうど胸のあたりにある脊椎である胸椎の中にある胸髄神経から出て、肋骨に沿っている神経である。肋骨は左右12本ずつの骨で、その中にある人間が生きていく上で欠かせない心臓や肺を保護する重要な骨である。肋骨に沿っている肋間神経が痛む原因はさまざまである。脱臼や骨折、腫瘍によって神経が損傷し痛みを感じたり、椎間板ヘルニアや変形性脊椎症などの病気により神経が圧迫されて引き起こされることもある。また帯状疱疹が原因であることもある。帯状疱疹は帯状疱疹ウイルスの感染によって皮膚に赤いぶつぶつや水ぶくれが引き起こされる病気だが、神経痛を引き起こすこともあり、その場合はじくじく、ピリピリとした痛みを胸のあたりに感じる。

症状

肋間神経痛を引き起こしている原因によって、痛みの出る頻度、症状は異なる。ビリっと電気が走ったような鋭い痛みだったり、じくじくとした痛み、ヒリヒリとするような痛みだったりする。肋骨の骨折や肋骨に腫瘍がある場合や、胸椎椎間板ヘルニアなどが原因の場合は上半身を前後や左右に曲げたり、ひねったりする際に特に痛みが強くなることがあり、息ができないほどの痛みが現れることもある。肋間神経は肋骨に沿う形でつながっているため、肋骨に沿って痛みが出ることが多く、片側のみが痛む場合が多い。

治療

肋間神経痛の治療は、原因が分かった場合、その病気を治療することで痛みやしびれを取り除くことにつながる。原因がはっきりしない場合は、消炎鎮痛薬や神経痛薬の内服治療を行う。痛み止めの処方で痛みが治まらないとき、神経ブロックという治療で痛みを抑える場合もある。神経ブロックは痛みを引き起こしている神経やその近くに直接麻酔薬や神経を破壊する薬、神経に起きている炎症を抑えるステロイド剤を注射して痛みを取り除く。

腸脛靭帯炎

2020.06.25 | Category: 未分類

腸脛靱帯炎とは別名ランナー膝と呼ばれ、オーバーユースで過剰なランニング時間と距離が原因です。

ランナー膝はランニングによる膝関節周辺のスポーツ障害の総称で、さまざまな病態が含まれます。狭義のランナー膝として腸脛靱帯が膝部外側で摩擦し、疼痛〈とうつう〉が発生する腸脛靱帯炎です。

腸脛靱帯炎はランニングによる膝障害の代表です。原因は膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨外顆〈がいか〉と接触(こすれる)して炎症(滑膜炎)を起こし、疼痛が発生します。特にマラソンなどの長距離ランナーに好発します(ほかにバスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエ等)。
発生の要因はオーバーユースです。過剰なランニング時間と距離、柔軟性不足(ウォームアップ不足)、休養不足、硬い路面や下り坂、硬いシューズ、下肢アライメント(内反膝)など、さまざまな要因が加味されています。

大腿骨外顆周辺に限って圧痛が存在します。腸脛靱帯は明らかに緊張が増し、時に靱帯の走行に沿って疼痛が放散します。
 初期はランニング後に痛みが発生しますが、休むと消失します。しかし、ランニングを続けていると次第に疼痛は増強して、簡単に消失しなくなってきます。

膝外側の圧痛、運動時痛。症状の誘発方法(徒手検査法)として、膝を90度屈曲して外顆部で腸脛靱帯を押さえてから膝を伸展していくと、疼痛が誘発されるグラスピングテストが有用です。
レントゲンでは著明な変化はありません。MRIでも特徴的な所見はありません。

膝関節外側部での疼痛を主症状とする、外側半月板損傷との鑑別が必要です。

膝内側で同様の症状がランニングなどで起こる場合があります。鵞足炎(がそくえん)と言い、やはりオーバーユースが原因です。

オーバーユースのため保存療法が原則です。第1に局所の安静、つまり、ランニングの休止が重要です。次に、大腿筋膜張筋など股関節外側部を主としたストレッチの強化、アイシングを徹底します。さらに消炎鎮痛剤の投与や、超音波などの物理療法を行います。いったん症状が出現すると、簡単には消失しないので発症初期の決断、適切な休養期間が大切です。同一側の膝の負担を軽くする目的で、たまには普段と反対回りのトラック走行も取り入れてください。手術治療は報告例がありますが、あまり一般的ではありません。最後に体の柔軟性や下肢のアライメント、シューズやトラックのサーフェースのチェックなどを行ってください。

セーバー病

2020.06.22 | Category:

セーバー病は、足のかかと(踵骨部)に、いきなり痛みが起こる病気です。「踵骨骨端症」とも呼ばれます。8~12歳の運動好きな男の子に多く見られる障害です。男の子は、女の子の6倍も多く発症しています。子どもによっては、両足に症状があらわれることがあります。

セーバー病は、子どもが激しい運動をしたあとに起こりやすくなります。かかとを浮かして歩く姿が見られたら、セーバー病の可能性が高いでしょう。セーバー病であれば、アキレス腱とかかとのあいだに腫れが生じて、かかとの後ろ側と下側に痛みを感じます。

発育期(10歳前後)の子どもは、体の骨が未成熟のため、かかとの骨の端が成長軟骨でできています。そして成長にともない、成長軟骨は次第に骨に変わります。しかし、発育途中の柔らかい骨の状態で、ジャンプする、力強く走る、踏ん張る、よじ登る、などの圧力(負荷)が繰り返しかかとに加わることで、踵骨の柔らかい部分に一時的な血行障害と炎症が起こります。

セーバー病は、決してめずらしい病気ではありません。発育期に多く見られるスポーツ障害です。また、オスグッド病(小・中学生の男子に見られる膝の炎症)などと同じ成長痛の1つとして捉える考えもあります。運動以外でも、
①サイズの合わない靴を履き続けている
②肥満体質である、などによってかかとに圧力がかかり、「セーバー病」を発症するケースもあります。

セーバー病の痛みは、日常的に起こることは少なく、走ったり、ジャンプしたりしたときにあらわれます。そのため、治療をせずに放置されることがありますが、痛みがあるまま運動を続けると、ふくらはぎの筋肉の力で引っ張られたかかとの骨がはがれて骨折する事態(剥離骨折)に発展する可能性があります。

子どもがかかとの痛みを訴えたら、まずはかかとに加わる負担を減らすために、運動を一時的に制限します。

・運動したときに、かかとに痛みがある
・立って、かかとに体重を乗せると痛みがある
・かかとを押したときに痛みを感じる
・アキレス腱の下あたりに腫れがみられる
・かかとを触ると熱感がある

などの症状が出たら注意しましょう。

セーバー病は、かかとの軟骨が完全に骨化するまでは、たびたび再発することがありますが、成長にともない完治する障害です。そのため、特定の治療法はありません。医師からは、かかとへの負荷を軽減する「姿勢」や「運動方法」などが指導されるでしょう。

痛みがあるときは、患部へのアイシングによる対処と、消炎鎮痛剤の服用がすすめられます。痛みや腫れが強い状態では、一時的に松葉杖を使って生活することがあります。

足底腱膜炎

2020.06.18 | Category: 未分類,

足底腱膜炎は、マラソンなどの競技者に多く見られる。

走れば走るほど、足の裏が痛くなるスポーツ障害で、 足底筋(腱)膜炎は、マラソンなどの競技者に多く見られます。ランニング動作の繰り返しによる障害で、足底部のオーバーユースを原因として発症しやすいものです。

足底腱膜は足部のアーチを保持しています。スプリングのように荷重時にショックを吸収する役目がありますが、そのためランニングやジャンプ動作などで体重刺激が足部にかかる場合、足底腱膜は繰り返しの牽引刺激によって腱が変性、微小断裂や炎症が発生しやすくなります。 路面接地時には足底腱膜の遠位(端っこ)にある足趾〈そくし〉は伸展して、近位にある踵骨〈しょうこつ〉も下腿三頭筋―アキレス腱によって牽引され伸張されます。また足部のアライメントも重要で、扁平足の競技者は回内足を合併しやすく、中央部の土踏まずに痛みが存在しやすいのです。反対に、ハイアーチ(甲高)では柔軟性が乏しく、腱膜を損傷しやすい傾向があります。原因の一端にはオーバーユース、硬い路面(サーフェスの変化)、シューズの変更(ヒールアップが望ましい)なども挙げられます。

荷重時の足底部痛は、踵〈かかと〉に近い(1)腱膜起始部に最も多く発生し、続いて(2)中央部(土踏まず)、(3)遠位部の3ヵ所が好発部位です。特に起床時や練習開始時に痛みが出やすい傾向があります。機能面では下腿と踵骨軸のなすアライメントが回内(中央部の疼痛)か、回外(起始部の疼痛)かをチェックして補正しましょう。練習開始時には入念なストレッチを行ってからランニングをしましょう。  特に骨足底部内側の足底腱膜起始部は、脛骨神経の分枝である外側足底神経が介在していて、硬くなった腱膜に拘扼〈こうやく〉されたり、微小断裂のために圧痛、腫張が、時に硬結(しこり)が認められます。

治療として、急性期は局所の炎症を抑えることが先決です。なんといっても第1選択は、局所の休息(ランニング、ジャンプ練習の休止)で、次に消炎鎮痛内服薬。従来行われてきたステロイド注射は、頻回に行うことは避けるべきです。足底部へ直接的、あるいは間接的(下腿などへ)に低周波、干渉波、低出力レーザーなどの物理療法を行い、痛みを和らげます。足底から下肢にかけてのストレッチ、テーピングや足底板、インソール使用などによって足底部のアーチ形態を機能的、解剖的に補正して、ショックを和らげます。最近ではヒアルロン酸注射や体外衝撃波は有効であるという報告も散見される。
保存療法に難渋して踵骨付着部の骨棘〈こつきょく〉による疼痛が強い場合は、骨棘の骨切除術を行う場合もあります。急性期におけるトレーニングの基本は、足に負担の軽い非荷重運動を行うことです。リハビリ初期にはプール歩行やエアロバイクを積極的に取り入れましょう。

ヘバーデン結節、ブシャール結節

2020.06.18 | Category:

症状

手指の関節の腫れ・痛み・しびれ・変形が第一関節に起こることを「ヘバーデン結節」、第二関節に起こることを「ブシャール結節」といいます。
結節とは骨のコブのことで、手指の関節が腫れて痛むだけでなく、粘液嚢腫(ミューカスシスト)と呼ばれる水ぶくれが現れることもあります。症状には個人差がありますが、関節軟骨の摩耗や関節の隙間が狭くなり徐々に骨が変形していきます。
上記症状のため、指の動きが悪くなったり、強く握ることが困難になったりして、日常生活が困難になることがあります。

原因

現時点では原因は不明ですが、発症が更年期の女性に多く、また利き手以外の手指にも症状が現れることから、女性ホルモンが関与している可能性が考えられています。
ヘバーデン結節、ブシャール結節以外にも更年期に起こりやすい手指の疾患として、ばね指・ドケルバン病などの腱鞘炎、手根管症候群、母指CM関節症があげられます。
更年期のみならず女性ホルモンの大きな変動(減少)が起こる産後・授乳期にも、同様に手指に痛みやしびれ、こわばりが起こることが報告されています。

治療法

対処療法として、腫れ・痛み・しびれのある部位の安静と固定(テーピング)や服薬(鎮痛剤、漢方薬、ステロイド剤の関節内注射など)があります。また、女性ホルモンに似た働きを持つエクオール含有のサプリメントの摂取も、初期の症状の緩和に役立つという報告もあり、期待されています。
手指が変形し、日常生活に困るような場合には、手術を行うこともあります。

シンスプリント

2020.06.16 | Category:

シンスプリントは、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害でShin(シン)=脛、すね、「弁慶の泣きどころ」ともいいます。シンスプリントは古典的な病名であり、幅広い解釈があって内容が一定でありません。過労性(脛骨)骨膜炎、過労性脛部痛、脛骨内側症候群などとも呼ばれています。ただ、疲労骨折やコンパートメント症候群を除く、骨膜あるいは筋腱の炎症に起因する障害に限定して述べます。

オーバーユース症の1つであり、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。過度の運動量、運動時間、運動内容、日数またはフォームの変更、硬い路面、薄く硬いシューズ(踵の摩耗)、下肢の形態異常(O脚、回内足、扁平足など)、下腿三頭筋の柔軟性低下、股・膝・足関節の柔軟性低下、足関節可動制限などが発生の誘因となります。このうち、新入部員などにみられる急激な運動量増加が一番悪い影響を及ぼします。思い当たる点がある人は、すぐに改善しましょう。  病態は下腿内側筋群の疲労による柔軟性低下、特にヒラメ筋を主として後脛骨筋、長趾屈筋付着部が脛骨の表面を覆う骨膜を牽引して微細損傷(骨膜炎)をきたし、下腿内側の痛みを発生させるものと考えられます。ランナーの発生頻度が高く、その20~50%に発生するといわれます。

徐々に発生する下腿内側(主に脛骨内縁中1/3、目安として脛骨内踝より12~20cm上)の圧痛、運動時痛、腫張が主症状で、足屈筋の抵抗運動で痛みは増強します。
症状の程度は、次の通りです。
Stage1:痛みはあるがウォームアップにより消失する
Stage2:ウォームアップにより痛みが消失するが、スポーツ活動終了近くに痛む
Stage3:日常活動に支障はないがスポーツ活動中、常に痛む
Stage4:局所の痛みは常に存在して日常生活にも支障がある

治療として、急性期は局所の安静(ランニングの休止)、アイシング(アイスマッサージも)、消炎鎮痛剤を用います。また、ランニングの休止を徹底しますが、局所の安静時期からでも下肢の荷重運動を避け水泳、エアロバイク(踵でペダルを踏むように)、股関節、足関節、アキレス腱を中心とした下肢のストレッチングを行います。自発痛や歩行時痛が消失したら足趾でのタオルギャザー、足関節の軽いチューブトレーニングを行います。明らかな圧痛(押すと感じる痛み。自発痛ではない!)が消失したらウォーキングから始め、次に両脚踏み切りジャンプで痛みが出なければ軽いランニングを再開します(硬い路面を避ける)。ただし、練習量を急激に増やすと、再び痛みが出やすいので注意してください。

側弯症

2020.06.09 | Category: 未分類

側弯とは背骨が曲がってしまった状態を指します。この時、ねじれも同時に起きています。片側の肋骨が背中にコブ状に出っ張る、あるいは左右の肩の高さのアンバランスさが目立ったり、一方のウエスト(くびれ)がなくなってしまったりします。 この変形は多くの場合、停滞することなく進行し、外見的な問題、呼吸機能の低下、成人後の背中、腰、足の痛みといった問題が大きくなっていきます。 背骨の変形は、身長の伸びに比例して起こります。つまり背の伸びる年齢である小学生までが、症状がもっとも進行する年代です。

原因

椎間板ヘルニアなどによる坐骨神経痛、脚の長さが左右で異なることが原因で起こる「機能性側弯症」と、背骨自体に原因のある「構築性側弯症」の2つに大きく分類されます。

 機能性側弯症は、原因を取り除くことで軽快あるいは消失します。構築性側弯症のなかで最も多いのは原因が不明である「特発性側弯症」で、全体の70~75%を占めます。

 その他、先天的に背骨の形に異常のある「先天性側弯症」、脊髄神経や筋肉などの異常が原因の「症候性側弯症」があります。さらに、椎間板の変性などの加齢変化による「変性性側弯症」は高齢者で問題となっています。

症状

外観上、肩の高さの非対称、肩甲骨の高さの非対称、ウエストラインの非対称、肋骨や腰部の隆起などが特徴です。変形が軽い場合には美容上の面が問題となりますが、変形が高度な場合には、腰背部の痛みや、肺機能障害が出現し、日常生活上大きな問題となります。

治療

特発性側弯症で、弯曲が軽い場合(コブ角25度未満)には、定期的にX線写真を撮影し、様子をみます。コブ角25度以上で成長が1年以上見込まれる場合には、装具による治療を行います。思春期以下でコブ角45~50度以上の側弯症では、手術により矯正・固定術を行います。先天性側弯症や乳幼児期に発症し、側弯が進行する場合には早期に手術が必要な場合があり、背骨に入れたインプラントを成長に伴い、伸ばしていく方法もとられます。

ギヨン管症候群

2020.06.04 | Category:

ギヨン管症候群とは、尺骨神経が手関節部の豆状骨と有鉤骨の間にある骨線維性トンネルで障害されて生じる尺骨神経の絞扼性神経障害です。

症状

ギオン管症候群の主な症状は、主に小指や小指側手のひらの感覚が低下することやしびれなどがあります。手を関節に反って伸ばそうとすると痛みが発生することもあります。また、物をつかむ時、水をすくう時などに上手く指を使えないといった運動障害が起こることがあります。特に箸をつかむことで異常が見られます。進行が進むと筋肉が痩せてくる、日常生活に影響を与える恐れがあるため、注意が必要です。

原因
ギオン管症候群を引き起こす原因には、手のひらの小指球にあるギオン管や周辺組織の老化、ギオン管を囲う靭帯の異常、ギオン管にできたガングリオンなどと言われています。また、怪我や骨折をしたり、職業柄電動ドリルなどを長時間使用したときも起こる可能性があります。長時間自転車のハンドルを握る、ゴルフなど、握力を必要とするスポーツを行う事でも起こります。

治療
ギオン管症候群の治療法には、複数の方法があります。症状が軽いものである場合、安静にすることやビタミン剤を服用することで経過を見ることが出来ます。生活習慣の改善で自然に治癒することも多いです。また、ステロイド剤をしようしたり、電気刺激を与える治療もあります。症状の重いもの、特に筋委縮を起こしたりガングリオンを起こしている場合は手術が必要です。

足根管症候群

2020.06.04 | Category:

足首の内側、いわゆる「内くるぶし」のかかと側にある神経・血管の通り道「足根管」が何らかの原因で狭くなり後脛骨神経が締め付けされることにより発症します。足根管は屈筋支帯により覆われています。本症の原因としては特発性といわれるような明確な異常所見がない原因不明のものもあります。しかし、最近ではガングリオン、足根骨癒合症(そっこんこつゆごうしょう:足部の一部の骨が、周囲の他の骨とひっついている疾患)による骨性隆起(こっせいりゅうき:骨の突出部分)、外傷およびその後の出血、腫瘍などが存在して起こる場合が多いとされてきています。特にガングリオンによるものが多いといわれています。

症状

しびれの感覚は、ピリピリ、ジンジンと表現されることが多いです。その他に、異物付着感、冷感・熱感(ほてり)などいった症状があります。異物付着感は、“足の裏にお餅がくっついている感じ”、“素足で砂利道をあるいている感じ”などと訴えられます。これらの症状が安静時にも強いときには、夜間の不眠の原因になっている場合もあります。
踵に向かう神経の枝は足根管よりも手前で枝分かれするので、これらの症状は一般的に踵には無く足裏の前方にあります。

この足根管の部分を指で叩いて、足裏のしびれているところに電気が走ったり、症状が強くなるようであれば(チネル様徴候)、足根管症候群の可能性が高いです。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの腰椎病変との鑑別が必要です。また、腰椎病変に合併していることがあり、腰椎病変の手術後に残存した足裏の症状の原因となっている場合もあるので注意が必要です。

 

治療

治療はまずは保存的治療を行います。局所の安静、湿布や消炎剤の軟膏の塗布、足底板の装着などがありますが、ステロイド剤の局所注入が有効です。脛骨神経を圧迫するガングリオン、腫瘍、骨性隆起などがあり、保存的加療で症状がよくならなければ手術によって屈筋支帯を切離し、神経の圧迫を取り除き、これらの圧迫存在物を切除します。

野球肘「離断性骨軟骨炎」

2020.06.03 | Category:

投球による肘傷害を総称して『野球肘』といいます。骨・軟骨や靱帯・筋腱付着部の傷害が含まれますが、部位により内側型と外側型に分類されます。『内側型』野球肘は内側靱帯・筋腱付着部の傷害や尺骨神経の麻痺が主体で長期的な経過は比較的良好ですし、投球しながらの治療も可能です。それに対して、『外側型』野球肘は発育期では離断性骨軟骨炎が中心となります。

離断性骨軟骨炎はまず上腕骨小頭【上腕骨の肘の先端部(親指側)】が橈骨頭【前腕の橈骨(親指側)の肘の先端部】に繰り返しぶつかることにより、その部位の骨が死んできわめて弱くなります。死んだ骨は当然治ろうとしますが、投球を続けることで圧迫力がかかり続けると、生き残った骨と死んだ骨との境目に骨のない隙間ができ、投球をやめただけでは簡単に治らなくなります。さらに、投球による圧迫が続けば、死んだ骨が軟骨とともにはげ落ち関節鼠となるのです。  
離断性骨軟骨炎は、比較的若い時期すなわち小学生から中学生までに多く、11歳、12歳が発症のピークになり、痛みなどの症状が出現するのは14歳前後になります。その理由として肘の内側にある内側側副靭帯がまだ弱く、また靭帯の付着部も軟骨のまま完全な骨になっていないため外反力【肘の内側(小指側)が引っ張られ、外側(親指側)が圧迫される力】を支えきれず、外側の圧迫による障害がでると考えられています。

治療

初期の場合は、自然回復が見込めるため投球を禁止します。投球以外では、腕立て伏せや跳び箱、逆立ちなど肘に負担がかかることも同時に禁止します。リハビリテーションでは、投球禁止中に肩関節や肩甲骨の柔軟性改善や肩甲骨の周囲の筋力強化を行います。医師から投球が許可された場合、フォームの修正を行い段階的に復帰していきます。しかし、骨の成長が止まり、進行期や治癒の見込みがなくなった場合に手術適応となることがあります。手術は、膝から軟骨を採取し肘の傷んだ部分に移植する手術(骨軟骨移植術・モザイク形成術)を行います。約6カ月でスポーツ復帰となります。