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関節リウマチ | 春日部市で整骨院なら高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛

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Blog記事一覧 > 5月, 2020 | 春日部市高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛の記事一覧

関節リウマチ

2020.05.28 | Category:

関節リウマチとは免疫の異常によって関節で炎症が起き、腫れや激しい痛みが生じ、軟骨や骨が破壊されて関節が変形し、関節としての機能が失われる病気。関節の内側を包んでいる滑膜が炎症を起こし、慢性化すると滑膜が増殖して周囲の組織を破壊する。最初は手や足の指の関節が対称性に腫れ、朝にこわばるようになる。発熱やだるさ、食欲の低下など全身の症状が現れることもある。

原因

関節リウマチは、免疫の異常により起こると考えられている。免疫は通常、外から体の中に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体を攻撃して、体の外に追い出すシステムであるが、関節リウマチでは、その免疫に異常が生じて自分自身の細胞や体を攻撃するようになり、関節内の炎症を引き起こしている。 本来は関節液を作り、関節の機能を支える滑膜に炎症が起こり、炎症が長期化すると関節の破壊につながる。 その結果、関節の隣り合う骨が癒合して固まってしまったり、関節構造のゆるみにより脱臼して機能が損なわれたりする場合もある。手や足の指など小さい関節に発症する場合が多い。その中でも手指の第2、第3関節は特に症状が出やすい部分です。経過が長くなると膝・肩・股関節などの大きな関節に炎症が波及することも少なくない。

症状

初期は左右対称に手足の指の関節が腫れ、朝方にこわばりを感じるようになる。時間の経過とともに関節破壊が起こると、小さな関節であっても生活に大きく支障を来すことになる。また患者によっては膝関節や股関節など下肢の大関節も侵されることがあり、歩行が著しく困難になってくることもある。さらに、頸椎に炎症が波及すると、脊髄が圧迫されることによる症状(手足のまひや脱力)が起こり、緊急手術を要する事態になることもある。こうした関節の症状のほか、免疫の異常によるさまざまな全身症状(発熱・倦怠感・食欲不振・貧血など)を伴うことがある。特に、間質性肺炎は呼吸機能を低下させQOLや生命予後に大きな影響を及ぼす重大な合併症であり、感染症や薬剤の影響で悪化することもある。また血管炎を合併することもあり、皮膚の潰瘍や末梢神経の障害、目の炎症など多彩な症状を呈する。

治療

以前のリウマチ治療は、薬で炎症や痛みを抑えたり、悪くなった関節部位を手術で取り除くくらいしか手立てがありませんでした。しかし、リウマチ治療の中心薬として使用される薬のほか、生物学的製剤という分類の治療薬が登場し、炎症や痛みを抑えるだけでなく、病気の進行を食い止めて関節が破壊されるのを防ぎ、患者さんの生活の質を高める治療ができるようになってきました。

現在では、こうした薬を使った治療 ( 薬物療法 ) を中心に、リハビリテーション、手術などを、必要に応じて組み合わせて治療を行うのが一般的です。

任意保険

2020.05.27 | Category: 交通事故

クルマを購入し乗る際に絶対に入っておきたいもの、それが任意保険です。自動車を購入し、使用するためには自賠責保険の加入が必須となります。この保険は、法律(自動車損害賠償保障法)によって加入が義務付けられた強制保険で、基本的な対人賠償(相手の死亡やけがに対する補償)のみとなります。
そのため、相手のものを壊してしまった場合の補償(対物賠償保険)や自分の車を傷つけてしまった場合などの補償(車両保険)については、任意保険の加入が必要となります。

自賠責保険の傷害(後遺障害以外のケガ)による損害の限度額は120万円と決まっています。

このため治療費・休業損害・慰謝料などが計算上いくら高額になっても、自賠責保険からは120万円しか支払われません。

自賠責保険は、交通事故による損害の最低限を保証することを目的とした保険です。 逆に言えば、任意保険が負担する金額は、全損害のうち、自賠責保険の保険金を超えた額ということになります。

また、任意保険の中には、事故を起こして加害者になった場合に、加害者にかわって、示談交渉をしてくれる示談代行がついているものがあります。
任意保険は、また自らが加害者であるときにも補償してくれる自損事故保険が付帯しているものが多く、車両保険は保険をかけた車の損害を補償するもので少し性質が異なるものがあります。

自賠責保険

2020.05.26 | Category: 交通事故

自賠責保険は、俗に「強制保険」とも呼ばれ、自動車やバイクを運転する時に、法律で加入することが義務付けられている(強制されている)保険です。

自賠責保険は、「自動車損害賠償保障法」という法律で加入が義務付けられている自動車やバイクの保険で、正式名称を「自動車損害賠償責任保険」といいます。
事故が起こった場合の被害者の救済が目的の保険で、最低限の補償は自賠責保険から受けることができます。

自賠責保険の特徴

○ 自動車を運転中に、他人をケガさせたり死亡させたりした場合を補償(対人賠償)し、物損事故は対象外となる
○ 加害者が加入している損害保険会社などに、被害者が直接、保険金を請求できる
○ 被害者が当面の出費のために、仮渡金(かりわたしきん)を請求できる
○ 被害者1名ごとに支払限度額が決められていて、1つの事故で複数の被害者がいる場合でも、被害者1名あたりの支払限度額は変わらない

 

自賠責保険の支払限度額・補償限度額

1相手方の傷害に対する補償
(被害者1名につき)

支払限度額 120万円

治療関係費
治療費、看護料、諸雑費、通院交通費、義肢等の費用、診断書等の費用などに対して支払われます。
文書料
交通事故証明書や印鑑証明書、住民票などの発行手数料に対して支払われます。
休業損害
事故の傷害で発生した収入の減少(有給休暇の使用、家事従事者を含みます)に対して支払われます。
慰謝料
交通事故による精神的・肉体的な苦痛に対して支払われます。

2相手方の後遺障害に対する補償
(被害者1名につき)

補償限度額 3,000万円~4,000万円

[1]
神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残し、常時介護または随時介護が必要な場合に支払われます。
・常時介護を要する場合(第1級)は、4,000万円
・随時介護を要する場合(第2級)は、3,000万円
[2]
上記[1]以外の後遺障害について、後遺障害の程度に応じた等級によって支払われます。
・第1級 3,000万円~ 第14級 75万円

3相手方の死亡に対する補償
(被害者1名につき)

補償限度額 3,000万円

[1]葬儀費
・通夜、祭壇、火葬、墓石などの費用(墓地、香典返しなどは除きます)に対して支払われます。
[2]逸失利益
・被害者が死亡しなければ将来得たであろう収入から、本人の生活費を控除した金額が支払われます。
[3]慰謝料
・被害者本人や遺族に慰謝料として支払われます。

手根管症候群

2020.05.21 | Category:

手根管が管と呼ばれるのは、狭い通路になっていて、神経や腱がそこを通り、手首を通って手へと向かっているためです。手根管はそれを取り囲む腱、靭帯、骨によってできています。正中神経は、手首の手のひら側にあり、手根管を通っています。この神経は、親指、人差し指、中指と、薬指の親指側に感覚を与えています。

手根管症候群は非常によくみられる病気で、特に30~50歳の女性に多くみられます。片手のみに起こることもあれば両手に起こることもあります。

原因

手根管症候群は、正中神経の圧迫(締めつけ)によって生じます。圧迫は、手根管の周囲や中の組織が腫れたり、手首の手のひら側に線維性の組織の束が生じた際に起こります。

妊娠中の女性や、糖尿病、甲状腺機能低下症、特定のアミロイドーシス、関節リウマチのある人も、手根管症候群が発生するリスクが高くなります。また、ドライバーの使用など、手首を伸ばした状態で繰り返し力を入れる動作を要求される仕事をしている人でもリスクが高くなります。不適切な姿勢でコンピュータのキーボードを使用することが、別の要因の1つである可能性もあります。振動に長時間さらされること(例えば特定の電動工具の使用による)も、手根管症候群の原因になるといわれています。しかし、ほとんどの場合、発症の原因は不明です。

症状

手根管症候群の症状としては、違和感、しびれ、チクチクする感覚、痛みが、親指側の3本の指と薬指の中指側半分にみられます。手全体に影響が出ることもあります。ときには、前腕部にも、痛み、焼けつくような感覚、チクチク感が生じます。手の置き方が原因で、しびれやチクチク感を伴う、焼けつくような痛みやうずくような痛みによって、就寝中に目が覚めることがよくあります。患者は、正常な感覚を取り戻そうとして手を振ることがあります。時間とともに、動かさないでいる手の親指側の筋力が低下し、筋肉が萎縮することがあります。

腱鞘炎

2020.05.20 | Category:

筋肉の延長である腱と腱鞘という腱を包むものとがなんらかの原因によって通過障害を起こして炎症となり痛みがでる状態を総じて腱鞘炎と言います。

腱は骨と筋肉とをつなげる、上部な繊維です。腱は腕から指まで束状に何本も通っており、腱のはたらきによって指の曲げ伸ばしや手首の動きが可能になります。そして複数の腱をおさめる腱鞘があることで、スムーズな手指・手首の動きをできるようにしています。腱鞘炎は、職業柄パソコンを使うことやものを書くことの多い方がなりやすいといわれています。腱鞘炎は、日常生活動作に密接に関連した病気です。発症しやすい部位は手首や手指であり、それぞれド・ケルバン病やばね指などと呼ばれます。

ド・ケルバン病

手くびの親指側にある腱鞘と腱に炎症が起こり、腱の動きが悪くなり、手くびの親指側が腫れて痛みを生じます。親指を動かすと強い痛みが走り、日常生活動作に支障がでるようになります。妊娠中や更年期の女性、手をよく使う仕事の人に多いのが特徴です。

親指を伸ばす腱は3本あるのですが、その内の「長母指外転筋腱」と「短母指伸筋腱」の2本が通る靱帯性腱鞘が手くびの親指側にあります。この部分で腱鞘炎が起こり腱が腱鞘の中をスムースに通らなくなることで痛みが生じます。

ばね指

指を伸ばすときに、ばねのように勢いよく動くことからこの名称がつきました。
指を曲げるときの痛み、指が伸ばしにくい、動かしたときに引っかかるといった症状が現れます。どの指にも起こり得ますが、親指、中指、薬指に起こるケースがよく見られます。放置していると、関節がかたく動かしにくくなる「拘縮」が起こります。拘縮は指の先端から2番目の関節(PIP関節)に起こりやすいとされています。拘縮を起こすと、治療は困難になりますので、そうなる前に治療を行うことが大切です。

指を曲げる腱は親指には1本、それ以外の指には2本ずつあり、それぞれの指のトンネル構造を通っています。このトンネル構造は「靭帯性腱鞘」と呼ばれ、指の使いすぎなどにより炎症が起きると、腱鞘が厚くなったり、腱が太くなったりして腱がトンネルを通りにくくなり、さらに摩擦が生じ症状を悪化させます。

オスグッド病

2020.05.20 | Category:

概要

オスグッド・シュラッター病とは、スポーツを活発に行う発育期の男児にみることが多い病気のひとつを指します。サッカーなどの膝に負担がかかるスポーツにより発症し、膝の下に痛みを伴う隆起が生じます。

スポーツ活動を継続することで膝の症状が増悪することが懸念されるため、病状に応じてスポーツを中断します。痛み止めなどにより症状の緩和を図ることもあります。

原因

膝に慢性的な運動負荷がかかることにより発症します。膝関節を曲げたり伸ばしたりする際には、太ももに位置する大腿四頭筋と呼ばれる筋肉がはたらきます。大腿四頭筋によって生み出される力はとても強く、運動に付随して膝に強い負荷がかかります。

サッカーやバスケットボールなどのスポーツでは、膝に継続して強い力がかかるため、膝に大きな負担が生じ、オスグッド・シュラッター病を発症します。

成長期には骨はかなりのスピードで伸びますが、筋肉や腱は骨が伸びていくスピードにはついていけず、相対的に筋肉や腱が短く、骨と筋・腱の「不適合」状態となるため、同じ運動負荷でも筋肉や腱が骨へ付着している部分への負荷がより大きくなっています。つまり身長がどんどん伸びている時期はオスグッド病などが発症しやすい状況と言えます。

症状

膝の皿に相当する膝蓋骨の下に隆起が生じ、徐々に目立つようになります。また、骨が盛り上がることから、同部位に痛みも生じるようになります。痛みは、特にジャンプしたり走ったりする動作に付随して増強します。

こうした痛みによって、スポーツでのパフォーマンスが著しく低下してしまい、運動の中断を余儀なくされることもあります。

診断

オスグッド・シュラッター病は、膝の痛みや骨の盛り上がり(隆起)、年齢、膝に負担がかかるスポーツを行っていることなどの情報から疑われます。

膝に生じている形態的な変化を評価するために、レントゲン撮影が行われることもあります。レントゲン写真により、骨折や腫瘍など、その他の病気が隠れていないかどうかを評価することも可能です。

治療

オスグッド・シュラッター病は、膝に運動負荷がかかることで病状が進行します。そのため、一時的に運動を制限することが、症状緩和や病気の進行抑制に有効です。

また、日常的に大腿四頭筋のストレッチをしっかりと行うことで上記の骨と筋・腱の不適合を改善する、運動中に膝周りにバンドを装着する、痛み止めの内服薬・湿布などを使用する、といったことにより症状緩和を図ることもあります。

 

 

扁平足

2020.05.19 | Category:

扁平足とは、足の裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態です。激しい運動をする人は痛むこともありますが、病気と呼ぶほどのトラブルはありません。
土踏まずは大人になるにつれて徐々に高くなるため乳幼児の頃は誰でも扁平足です。大人になってからの扁平足は、年齢による腱の変性や体重の負荷によることなどの原因が考えられます。かかとの骨が内側に傾いているので足にうまく体重をかけることができず、体が安定せず、片足立ちをしにくいのが特徴です。
扁平足自体は病気とは言えませんが重症化すると外反母趾などを引き起こす可能性もあります。

土踏まずを形成する骨を支える筋肉は足部内在筋と足部外在筋に分けられます。足部内在筋は短母指屈筋・母趾外転筋・短趾伸筋があり、足部外在筋は前脛骨筋・ヒラメ筋・長趾屈筋・長母趾屈筋があり、これらが土踏まずを支え足底のクッションの役割を果たします。
これらの筋肉が、きちんと働いていれば土踏まずはしっかりと形成されますが、だらんと力を失うと扁平足になります。長時間立ったり歩いたりすると足裏がだるくなるのは、扁平足の代表的な症状です。

一般的な方法としてはレントゲン撮影した上でアーチ効率(舟状骨高÷足長×100)で評価します。一般成人では正常値が約13%と言われており、これを下回ると偏平足と診断されます。
簡単な評価としては、椅子などに座った状態で土踏まずの下に指やボールペンが入るかどうかで判断します。この状態で入らない人は扁平足です。また座った状態で入る人でも立つと入らなくなる人も扁平足と言えます。

治療

足指グーパーをする
足指に力を入れてぎゅっと閉じたり開いたりする運動を繰り返します。足指がうまく広がらない人は、足の甲をマッサージして筋肉をほぐすことから始めます

足指でタオルをつかむ運動をする
床に敷いたタオルの上に足を置き、足指でタオルをつかんでたぐり寄せる運動を繰り返します

つま先立ちをして、その状態で両足のかかとをくっつける運動をする

これらは、扁平足の改善だけでなく予防にも有効な方法です。上記のどれか1つでもいいので、1日のうち3セット(朝・昼・晩など)、1セットにつき少なくとも10回ほど行うように心がけてみてください。

また、裸足で過ごす時間を増やすと足指の筋力アップにつながります。

大人の扁平足になっている人は、アキレス腱が硬くこわばっていることが多いです。アキレス腱は、ふくらはぎの下の細くくびれた部分にあります。扁平足の人はアキレス腱を伸ばすためのストレッチを積極的に行うと良いといわれています。

アキレス腱炎

2020.05.18 | Category:

概要

アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋肉の腱に相当するアキレス腱に炎症が生じた状態を指します。長時間のウォーキングなどで、アキレス腱に対して運動負荷が繰り返しかかることが原因となります。

アキレス腱炎では、かかとに痛みや圧痛が生じます。また、アキレス腱周囲に腫れや熱感などを伴います。治療では、局所を冷やし、安静を保つことが大切です。手術が行われることもあります。

原因

アキレス腱炎は、アキレス腱に対して運動負荷が繰り返しかかることで発症します。

アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ場所に位置しており、歩く、走る、ジャンプする、といった動作に関連して負荷がかかる部分です。そのため、長時間のウォーキング、間違ったフォームでの長距離走などを重ねることで、アキレス腱炎が引き起こされます。

アキレス腱は年齢を重ねるにつれて徐々に弱くなり、運動負荷が掛かる際に炎症を起こしやすくなります。また、扁平足の方、底のすりへった靴などを履いて運動をする方などもアキレス腱炎が発症しやすいです。

症状

アキレス腱炎では、アキレス腱に相当するかかとに痛みや圧痛が生じます。また、アキレス腱周囲の腫れや熱感などを伴います。こうした症状は、運動時に惹起されやすいです。

朝方を中心に、アキレス腱の痛みやかかとの動かしにくさを自覚することもあります。慢性化すると、かかとにしこりのようなものが形成されることもあります。

アキレス腱炎が増悪すると、ちょっとした日常の動作でも痛みが引き起こされてしまい、日常生活に支障が生じることがあります。

アキレス腱炎では、アキレス腱の痛みや腫れ、しこりなどが診察によって確認されます。もっとも痛みが強い部位や足関節の可動域の低下も確認されます。

アキレス腱炎が疑われる際には、アキレス腱周囲のレントゲン写真や超音波検査、MRI検査といった画像検査が行われます。これら検査により、アキレス腱に炎症が生じている状態、異常な骨の形成の有無などを評価することが可能です。

治療

アキレス腱炎では、保存的療法もしくは手術が検討されます。保存的な治療方法では、局所の安静を保つことが大切です。ランニングなどを日常的に行っている場合は、一時的に休息することも必要です。

運動をきっかけに痛みが増強する急性期においては、袋に詰めた氷などを使って局所を冷やし、炎症を抑えることも大切です。炎症に対しては、消炎鎮痛剤が使用されることもあります。

急性期の炎症症状が落ち着いてきたら、徐々に運動負荷をあげていきます。ふくらはぎのストレッチ、ふくらはぎや足底周囲の筋力増強などの運動療法を行うことも大切です。また、再発防止のためには、正しいフォームで走る、自分の足にあった靴を使用する、などの対策が必要です。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

2020.05.14 | Category:

上腕骨外側上顆炎はテニス肘ともいわれ、テニス愛好家に多く発生することからこのような俗称で呼ばれています。
バックハンドでボールを打ち返すときに肘の外側に痛みが走ります。手首を反らせるように腕に力を入れたり、ドアノブを回そうとしたり、雑巾を絞る時などにも痛みがあります。症状が進むと、普段でも肘がジンジンと痛むようになります。
30代~50代の女性に多く、テニス歴がなくても普段の家事やパソコンキーボードの打ち過ぎが原因でなる場合があります。

■なぜ起こるのか

肘の外側(上腕骨)には外側上顆という骨の盛り上がりがあり、その部分に手首を背屈させる(反らせる)筋肉群が付着しています。
例えばテニスでボールをとらえるとき、ラケットを強く握って手首をかえす動作では前腕の筋肉が強く収縮し、外側上顆付近には大きな負荷が加わります。また、テニス初心者など、ボールをラケットの中心でうまくインパクト出来ていないことも肘への負荷の原因となります。
上腕骨外側上顆炎はこのような負荷を繰り返すことにより、付着部付近の筋肉が炎症を起こした状態をいいます。
症状が悪化すると、この部分にカルシウムが沈着し、石灰化することもあります。

■どうしたら治るのか

痛みが強いうちは運動を一時休止して肘を安静にします。お風呂で肘をよく温め、湿布を貼って就寝するようにしましょう。炎症部位にステロイドと麻酔剤の混合液を注射することも効果的です。
リハビリテーションでは肘周りの筋肉の柔軟性を高めることを目的としたストレッチと筋力強化トレーニングを行います。テニス肘バンドと呼ばれる装具を使用することで痛みは軽減します。
ほとんどのケースはこのような治療で数カ月以内に症状は軽快しますが、適切な治療をせずに無理にプレーを続けると症状が悪化し、時に肉離れに発展したり、慢性化すると完治までに1~2年を要する場合もあるので注意が必要です。

鼠径部痛症候群

2020.05.14 | Category: 股関節

概要

サッカーなどのスポーツを中心に、鼠径部周辺には多様な原因で発生する各種の痛みがあり、本当の原因を特定しにくいため鼠径部痛症候群(Groin pain syndrome、)と述べています。
鑑別障害に恥骨結合炎、大腿内転筋付着部炎、大腿直筋炎、腹直筋付着部炎、腸腰筋炎、鼠径ヘルニア(スポーツヘルニア)などが挙げられます。

原因

下肢の外傷後や体幹から股関節にかけてスポーツによる使い過ぎなどによって筋力低下や柔軟性低下、拘縮が起こり、それが鼠径部周辺の痛みとなると思われる。
キック動作やランニングやなどの繰り返しの運動によって、鼠径部、股関節周辺、骨盤に機械的なストレスが加わって炎症が生じ、痛みとなります。タックルなどで直接股関節周辺に打撲を受けた場合でも発生します。

症状

圧痛、運動痛、時に鼠径部や大腿内側(内転筋付着部)、下腹部にまで放散する疼痛が特有です。慢性化すると鼠径部が常に痛みます。特に下肢を伸展して挙上、外転する動作で誘発されやすく、股関節の可動域制限、筋力低下が見られます。

サッカーが好発で大半を占め、陸上競技中・長距離、ラグビー、ホッケー、ウェイトリフティングなどで20歳前後の男子選手に多く発生します。

類似疾患

恥骨結合炎とは、左右両サイドの恥骨を結合する軟骨円板の運動ストレスによる炎症であり、スポーツによって発生することが多い障害です。
恥骨結合炎の典型例では薄筋、内転筋の恥骨付着部に骨融解像(とける)や、左右恥骨の高さの違い、結合部の変形などが生じます。CTでも確認できます。ただし、骨まで変化が及ぶ場合は比較的少ないといえます。

恥骨疲労骨折は、鼠径部の疼痛を主として、バスケットボールやテニスに多く発生します。
ハムストリングス損傷による臀部痛、大腿外側痛中心の腸脛靱帯炎、臀筋炎などがあります。

リハビリ

急性期例や発症後半年以内例では、保存療法が第1選択です。疼痛が強い場合は、約2週間のスポーツ休止が必要です。疼痛部位の局所安静(ランニング、キック禁止)、アイシング、時に温熱療法(ホットパック)、消炎鎮痛剤投与、ステロイドホルモンの局所注射(多用は避ける)などが用いられますが、長期的には運動療法が奏功します。
初期のリハビリテーションは股関節の外転可動域訓練、筋力強化、内転筋のストレッチングから開始して水中歩行、エアロバイクによる免荷訓練、その後ジョギング、2ヵ月でボールキック練習を行います。疼痛が消失したからといって、いたずらな早期復帰はかえって再発を繰り返します。慢性化すると長期間(2~3ヵ月以上)スポーツ休止を余儀なくされるので注意を要します。