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上腕骨外側上顆炎(テニス肘) | 春日部市で整骨院なら高橋はりきゅう整骨院|鍼灸・腰痛

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上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

2020.05.14 | Category:

上腕骨外側上顆炎はテニス肘ともいわれ、テニス愛好家に多く発生することからこのような俗称で呼ばれています。
バックハンドでボールを打ち返すときに肘の外側に痛みが走ります。手首を反らせるように腕に力を入れたり、ドアノブを回そうとしたり、雑巾を絞る時などにも痛みがあります。症状が進むと、普段でも肘がジンジンと痛むようになります。
30代~50代の女性に多く、テニス歴がなくても普段の家事やパソコンキーボードの打ち過ぎが原因でなる場合があります。

■なぜ起こるのか

肘の外側(上腕骨)には外側上顆という骨の盛り上がりがあり、その部分に手首を背屈させる(反らせる)筋肉群が付着しています。
例えばテニスでボールをとらえるとき、ラケットを強く握って手首をかえす動作では前腕の筋肉が強く収縮し、外側上顆付近には大きな負荷が加わります。また、テニス初心者など、ボールをラケットの中心でうまくインパクト出来ていないことも肘への負荷の原因となります。
上腕骨外側上顆炎はこのような負荷を繰り返すことにより、付着部付近の筋肉が炎症を起こした状態をいいます。
症状が悪化すると、この部分にカルシウムが沈着し、石灰化することもあります。

■どうしたら治るのか

痛みが強いうちは運動を一時休止して肘を安静にします。お風呂で肘をよく温め、湿布を貼って就寝するようにしましょう。炎症部位にステロイドと麻酔剤の混合液を注射することも効果的です。
リハビリテーションでは肘周りの筋肉の柔軟性を高めることを目的としたストレッチと筋力強化トレーニングを行います。テニス肘バンドと呼ばれる装具を使用することで痛みは軽減します。
ほとんどのケースはこのような治療で数カ月以内に症状は軽快しますが、適切な治療をせずに無理にプレーを続けると症状が悪化し、時に肉離れに発展したり、慢性化すると完治までに1~2年を要する場合もあるので注意が必要です。

鼠径部痛症候群

2020.05.14 | Category: 股関節

概要

サッカーなどのスポーツを中心に、鼠径部周辺には多様な原因で発生する各種の痛みがあり、本当の原因を特定しにくいため鼠径部痛症候群(Groin pain syndrome、)と述べています。
鑑別障害に恥骨結合炎、大腿内転筋付着部炎、大腿直筋炎、腹直筋付着部炎、腸腰筋炎、鼠径ヘルニア(スポーツヘルニア)などが挙げられます。

原因

下肢の外傷後や体幹から股関節にかけてスポーツによる使い過ぎなどによって筋力低下や柔軟性低下、拘縮が起こり、それが鼠径部周辺の痛みとなると思われる。
キック動作やランニングやなどの繰り返しの運動によって、鼠径部、股関節周辺、骨盤に機械的なストレスが加わって炎症が生じ、痛みとなります。タックルなどで直接股関節周辺に打撲を受けた場合でも発生します。

症状

圧痛、運動痛、時に鼠径部や大腿内側(内転筋付着部)、下腹部にまで放散する疼痛が特有です。慢性化すると鼠径部が常に痛みます。特に下肢を伸展して挙上、外転する動作で誘発されやすく、股関節の可動域制限、筋力低下が見られます。

サッカーが好発で大半を占め、陸上競技中・長距離、ラグビー、ホッケー、ウェイトリフティングなどで20歳前後の男子選手に多く発生します。

類似疾患

恥骨結合炎とは、左右両サイドの恥骨を結合する軟骨円板の運動ストレスによる炎症であり、スポーツによって発生することが多い障害です。
恥骨結合炎の典型例では薄筋、内転筋の恥骨付着部に骨融解像(とける)や、左右恥骨の高さの違い、結合部の変形などが生じます。CTでも確認できます。ただし、骨まで変化が及ぶ場合は比較的少ないといえます。

恥骨疲労骨折は、鼠径部の疼痛を主として、バスケットボールやテニスに多く発生します。
ハムストリングス損傷による臀部痛、大腿外側痛中心の腸脛靱帯炎、臀筋炎などがあります。

リハビリ

急性期例や発症後半年以内例では、保存療法が第1選択です。疼痛が強い場合は、約2週間のスポーツ休止が必要です。疼痛部位の局所安静(ランニング、キック禁止)、アイシング、時に温熱療法(ホットパック)、消炎鎮痛剤投与、ステロイドホルモンの局所注射(多用は避ける)などが用いられますが、長期的には運動療法が奏功します。
初期のリハビリテーションは股関節の外転可動域訓練、筋力強化、内転筋のストレッチングから開始して水中歩行、エアロバイクによる免荷訓練、その後ジョギング、2ヵ月でボールキック練習を行います。疼痛が消失したからといって、いたずらな早期復帰はかえって再発を繰り返します。慢性化すると長期間(2~3ヵ月以上)スポーツ休止を余儀なくされるので注意を要します。

整骨院に通うためのポイント

2020.05.12 | Category: 交通事故

整骨院に通院する時のポイントは「病院と掛け持ちして、同時に通院すること」です。
もちろん、医師が許せば、同日の通院であってもかまいません。

その理由は、整骨院の費用を治療費として確実に認めてもらうためです。

交通事故でケガをしたら、まず整形外科で受診しましょう

整形外科の医師に書いてもらう診断書には、診断名(「頸椎捻挫」などの症状名)だけでなく、ケガが交通事故による負傷であることを明記してもらい「交通事故との因果関係を明確にする」ことが重要です。

一般的に、交通事故から時間が経てば経つほど、交通事故とケガとの因果関係の証明が難しくなります。出来るだけ早く病院に受診することが大切です。

本来、被害者の怪我の治療費は、損害賠償として加害者に請求することができます。

しかし、保険会社側は「必要かつ相当な範囲」の治療費と判断しなければ、支払いには応じてくれません。

医療機関(整形外科)で医師が行う治療は、通常、この「必要かつ相当な範囲」の治療と認められます。

整骨院は医療機関ではなく、施術するのも「柔道整復師」です

整骨院での治療費が「必要かつ相当」と認められるには、次の条件を満たす必要があります。

整骨院での施術について「医師による具体的な指示」があり、かつ「医師による症状管理がされている」ならば、医師による治療の一環として認められます。

ここで言う「症状管理」とは、医師による治療が継続している(通院している)ということです。

つまり、整形外科への通院を続けつつ、医師の指示で整骨院も併用していれば「必要かつ相当」な治療に該当するということです。

前述の通り、整骨院の治療費を請求するために「整骨院への通院に関する医師の許可」をもらうことです。

通院回数や頻度、どういう施術が良いか等についての細かな(具体的な)指示があるとか、診断書に「整骨院での治療を有効と認める」といった記載をしてもらえると理想的です。

整骨院への通院を医師に同意(許可)してもらうためには、「かかりつけの整形外科を受診する」あるいは「交通事故対応の実績が多い病院を選ぶ」など、整骨院に通うことに協力的な医師を選んで受診するのがポイントです。

初めて受診する病院に行く場合には、医師との信頼関係を築いた上で話を切り出し、交渉してみる、などといった工夫が必要となるでしょう。

また、整骨院に通院する前に、整骨院への通院を保険会社に伝え、整骨院の費用を支払ってもらえるかを確認しておくことです。

特にむちうちの場合で、自覚症状しかない場合などは、整骨院での治療の必要性や有効性など、保険会社に疑われることが多く問題になりやすいからです。

あらかじめ確認しておけば、後に治療費について揉めずに済むのです。

 

症状固定」まで病院への通院を継続することです。

整骨院に通院する場合、よくあるのが「整骨院だけ通院して、整形外科への通院をやめる」というパターンです。

たとえば、一旦整形外科に通った後に、整形外科でのむちうち治療に疑問が生じて、通院先を整骨院に変えて、そのまま整形外科に行かなくなる、という人が多いのが実情です。

しかし、整形外科への通院は「症状固定」まで続けることが後遺障害等級認定を受けるための、重要なポイントです。

後遺障害等級の認定がなされれば、後遺障害慰謝料などの請求が可能になりますが、後遺障害等級認定を受けるためには、病院の医師が作成する「後遺障害診断書」が必要になります。

しかし整骨院だけに通院した場合、後遺障害の認定に必要な「後遺障害診断書」がもらえません。整骨院の先生は医師ではないので、診断書が書けないのです。

その結果、「その後遺症は交通事故によって生じた」という関係性も認められにくくなり、後遺障害等級認定が受けられない可能性が出てきます

 

むち打ち

2020.05.11 | Category:

むち打ち損傷とは,交通事故等による外部からの衝撃により,頸部(首)がむち打ったように過度に伸縮した結果,頸部の筋肉,靭帯,椎間板等の軟部組織や骨組織が損傷することを総称した用語です。

むち打ち損傷は,医学的には,その病態から以下の5型に分類されるのが一般的です。

1 頸椎捻挫型

頸部の筋線維,前後縦靭帯,椎弓間靭帯,棘間靭帯,椎間関節包等の軟部組織が過度に伸びたり断裂したことによって生ずるものです。むち打ち損傷の70%以上がこの類型といわれています。
症状としては,首回りや後頭部,肩部の痛みや頸椎の運動制限等が生じます。

2 神経根症状型

神経根症状型は文字通り神経根の圧迫を原因として症状が発生するものです。症状としては,圧迫されている神経が支配する領域における知覚障害の他,放散痛,疼痛等が生じるとされています。この症状が出ている場合には,分節性知覚異常,深部反射の減弱,筋力低下の他スパーリングテスト,ジャクソンテスト等の神経根症状誘発テストでの陽性反応が認められます。

3 バレー・リュー症状型

頸部交感神経の過緊張や椎骨動脈の循環障害等の影響で発生するといわれている症状ですが,はっきりとした原因は未だ解明されておりません。症状としては,めまい,耳鳴り,頭痛,記憶障害,倦怠感,吐き気等が生じ,慢性化する傾向にあるといわれています。

4 根症状+バレー・リュー型:2+3

神経根症状型の症状とともにバレー・リュー症状型の症状も生じるものです。

5 脊髄症状型

脊髄症状型は,脊髄本体が損傷されることを原因として症状が発生するものです。症状としては手足の知覚,運動障害が生じます。事故に遭われる以前から,加齢等を原因として脊柱管が狭くなっていた方や,頸椎後縦靭帯骨化症や頸椎症などによって,脊髄の圧迫を受けていた方などは,交通事故の衝撃によって,この症状を発症することがあります。この脊髄の損傷は,脱臼や骨折がなくても生じることから「非骨傷性頸髄損傷」といわれています。ただし,この類型は,現在は脊髄損傷として考えられており,むち打ち損傷の類型としては考えられておりません。

脊柱管狭窄症

2020.05.08 | Category: 腰痛

概要

背骨には、脳から続く神経である脊髄が通るトンネルがあります。これを脊柱管と呼びます。脊柱管狭窄症とは、骨や靭帯の肥厚、椎間板の突出などで、脊柱管が狭くなり、脊髄が圧迫され、腰の痛みや脚のしびれなどの症状を起こすものです。

原因

加齢により骨や靭帯などが変性して起こることが多く、椎間板ヘルニアに比べ50代以降の高齢者に多くみられます。長い時間歩くと症状がひどくなり、しばらく休むとまた歩けるようになる、「間欠跛行(かんけつはこう)」が典型的な症状です。

脊柱管狭窄症は背骨に存在する神経の通り道「脊柱管」が狭くなってしまう病気です。

加齢による骨や靭帯などの変性によって起こるほか、すべり症や椎間板ヘルニアなどの病気に続いて発症することもあります。加齢による変化に対応するのは難しいですが、日ごろから運動を心がけ、筋力をつけておくことや、労働、姿勢の悪さなどによる背骨への負担を減らすように心掛けておくことが大切です。

症状

代表的なのは、立っている時や歩行時の、臀部痛や下肢痛です。多くの場合、歩くことで疼痛が出現し、一定時間の休息で再び歩くことができるようになる「間欠跛行(かんけつはこう)」を呈します。

馬尾神経が障害される場合や、神経根が障害される場合、あるいは両方が混合しているばあいなどいくつかのタイプに分けられます。似た症状の疾患として末梢動脈疾患がありますが、その場合、立ち止まるだけで症状が改善するのに対し、脊柱管狭窄症では、前かがみになるなど姿勢を変える必要があるという違いがあります。

ほとんどのケースで、原因は脊柱管を取り囲む組織の退行性変性、すなわち老化です。

脊柱管の後方にある黄色靭帯は、老化やホルモンのバランスの崩れが原因でもろくなり、厚みを増します。椎間関節の骨は長い年月、負担がかかることで、変形し、肥厚します。椎間板は正常な構造が老化により破綻すると、前後に膨隆してきます。ただし、これらの変化の程度には個人差があり、日常生活の仕方はもちろん、遺伝的な要素も関係して います。

治療

動的因子軽減のための安静・薬物療法(消炎鎮痛剤、血流の改善薬)、物理療法(腰部固定帯、フレクションブレース)、ブロック療法(硬膜外ブロック、神経根ブロック)、運動療法(ストレッチ、腹筋、背筋の強化)などが挙げられます。

肘内障

2020.04.30 | Category:

俗にいう「肘(ひじ)が抜けた」状態のことです.
 親がこどもと手をつないで歩いているとき,こどもが転びそ うになったのでとっさに手を引っ張ったら,急にこどもが泣いて手を動かさなくなった,というのが最も典型的な起こり方で,肘の関節の亜脱臼の状態です.歩 きはじめから5歳くらいまでのこどもで,とくに1歳から3歳の幼児に最も多く起こります.こどもは突然泣き出し,痛めた方の腕を使おうとしなくなり,また 触れられることを嫌がります.腕は麻痺をしたようにだらりと垂れ,内側を向いたようになります.
 亜脱臼した関節が自然に元に戻ることもあります が,多くは治らないので治療が必要です.関節を元に戻す処置(整復)は,外来で比較的簡単に麻酔をかけずにできることが多く,完全に整復されると,こども はすぐに肘を曲げたり手を使うようになります.しかし,幼児が一人で遊んでいたり,友達と遊んでいたりしている時などに起こると,けがをした原因がわから ないこともあります.このようなときは,肘の関節のまわりの骨折や鎖骨の骨折などがないか,注意深く診断する必要があります.
 5~6歳になると靭帯がしっかりしてくるのであまり再発は起こりませんが,一度肘内障が起こると繰り返すことが多いので,治ってもそのあとは手を強く引っ張らないように注意しましょう.

膝蓋靭帯炎

2020.04.25 | Category: 未分類,

膝蓋靭帯炎とは別名ジャンパー膝と言われる。ジャンパー膝とは名前が示すごとく、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返したりするスポーツに多くみられる、オーバーユース(使い過ぎ)に起因する膝のスポーツ障害で、12〜20歳。特に10代の男性に多く、大腿四頭筋の柔軟性低下が要因の1つに挙げられます。特に成長期の長身選手は、骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、結果的に筋肉が硬い状態を招いた結果、その負担が末梢の膝蓋骨周辺に蓄積するために起こる慢性障害です。

ジャンプやダッシュなどによる膝関節の屈伸動作を頻繁に、かつ長時間にわたって行う場合、膝の伸びる仕組み(大腿四頭筋が引っ張られることで膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨粗面にまで牽引力が加わる)に過度な牽引力が繰り返し加わることで、膝蓋骨周辺に微細損傷を引き起こします。病態は腱実質部に出血、浮腫、ムコイド変性(結合組織の粘液変性)、フィブリノイド変性(線維素様のものが組織に沈着して組織傷害や炎症を引き起こす)などの変化をきたし、微少断裂や、最重症例ではまれに完全断裂に至ります。

運動時に発生する膝前面の疼痛と圧痛、局所の熱感、腫脹を伴います。重要な所見として、腹ばいにして膝を曲げると、大腿前面の突っ張ったような疼痛から逃れるために尻上がり現象が出現します。膝蓋骨下部から膝蓋腱付着部(約7割)、膝蓋骨上部から大腿四頭筋腱付着部(約2割)、膝蓋腱中央部から脛骨粗面付着部(約1割)です。

治療としては、

疼痛の程度によって治療が異なるため、病期を4段階に分けます。最近では予防、再発防止用に装具の使用が勧められています。

①運動後に疼痛が生じる場合は、大腿前面のストレッチと局所の練習後のアイシングを徹底する。サポーター装具をつける。

②運動前後に疼痛が現れる場合は、上記に加えてジャンプ動作の休止、膝と股関節を中心とした下肢の運動療法と局所のアイシングを行う。

③運動に支障をきたす疼痛では、月単位での運動休止と下肢の筋肉のバランス改善を目的としたストレッチングを行い、疼痛が消失してからトレーニングを再開する。

④断裂例では縫合手術が必要である。

肘部管症候群

2020.04.24 | Category:

肘部管症候群とは、小指と薬指の感覚と、指を伸ばしたり閉じたり開いたりする手指の筋肉を支配している尺骨神経が、肘の内側の肘部管というトンネルで圧迫や引き延ばしを受けて発生する神経麻痺です。

原因

 肘の内側の上腕骨内上顆というくるぶしの後ろに、骨と靭帯で形成された肘部管というトンネルがあります。ここを尺骨神経が通ります。トンネル内は狭くゆとりがないため、慢性的な圧迫や引き延ばしが加わると、容易に神経麻痺が発生します。

 圧迫の原因には、トンネルを構成する骨が隆起した骨棘や、靭帯の肥厚、トンネル内外にできたガングリオン嚢腫などがあります。神経引き延ばしの原因には、小児期の骨折によって生じた外反肘(肘を伸展させると過剰に外側に反る変形)などがあります。

症状の現れ方

 麻痺の進行により症状が異なります。初期は小指と薬指の小指側にしびれ感が生じます。麻痺が進行するにつれて手の筋肉がやせてきたり、小指と薬指がまっすぐに伸びない鉤爪変型(あるいは鷲手変形)が起こります。筋力が低下すると、指を開いたり閉じたりする運動ができなくなります。握力も低下します。

上腕二頭筋長頭腱炎

2020.04.24 | Category:

上腕二頭筋は力こぶを作る筋肉で、肩甲骨の関節上結節と関節唇(肩関節の中)から始まり結節間溝という溝を通り、肘に向かって走行を変えます。この結節間溝は、上腕骨前面の最も肩関節に近い部分にあります。

上腕二頭筋長頭腱炎は中年以降に多く見られる肩のけがで、腕を使うことの多い職業や、重いものを持ち上げた時に発生します。

肩が激痛で動かすことができなくなるので、五十肩と勘違いしてしまうこともありますが、五十肩はじわじわと時間をかけてなるもので、突然腕が上がらなくなることはありません。

上腕二頭筋長頭腱炎には 腱の炎症のみ・部分断裂・完全断裂 の3タイプがあります。

原因

上腕二頭筋長頭腱が結節間溝という、肩の骨のくぼみで負荷によって起こった炎症や、腱の断裂が原因です。

・急に腕が全方向に上がらなくなった

・肩の前に触れるとピンポイントの痛みがある

・肘を曲げると、二の腕の力こぶの形が短い

これに該当すると、上腕二頭筋長頭腱炎の可能性が高いです。

腱の完全断裂の場合は力こぶを作った時に、健康な腕の力こぶと比べて長さが短くなり、肘の近くでこぶになり明らかに形が違うので判別が簡単です。

治療

上腕二頭筋長頭腱炎の治療には、初期は冷却と安静が必要です。腕はアームホルダーで吊っておくと痛みが楽になります。

上腕二頭筋長頭腱炎は激痛を伴いますが、予後は比較的良好で手術になるケースは少ないです。

手術は腱の完全断裂が肩付近ではなく、肘付近で起こった際に行うことが多いですが、肘付近での断裂は非常に少ないため手術になるケースは稀といえます。

完全断裂した腱は縮んだ状態から伸びて治ることはないため、縮んだ状態で治ります。

そのため見た目に問題を残しますが、機能的には上腕二頭筋は長頭と短頭があるため、長頭をケガしても短頭が支えてくれるため筋力の激減はしません。

炎症のみの場合は完治までに1~1.5カ月ほど、完全断裂でも3カ月後には通常の力仕事が可能になります。

有痛性外脛骨

2020.04.23 | Category:

外脛骨障害とは運動中や運動後に、足の甲の内側にある外脛骨と呼ばれる部分に痛みを生じる障害です。ひどいときには、この骨が突出して腫れや熱をもつこともあります。成長期の活発な子どもに多く見られますが、成人にも起こります。

発生原因はどんなスポーツでも起こりますが、陸上・サッカー・バスケットボールなどのよく走る競技で多く見られます。
外脛骨は舟状骨の内側後方に位置する過剰骨(普通にはない余分な骨)の一つで、日本人の約15%の人に存在します。
舟状骨は後脛骨筋と呼ばれるふくらはぎにある筋肉の付着部になっており、下腿の筋肉が過度の運動により疲労し硬くなっていると、後脛骨筋腱が引っ張られ外脛骨に炎症を起こします。
捻挫などの外傷、靴による圧迫など外的ストレスが引き金となって痛みが発生することもあります。
とくに外脛骨が突出している形状の人や偏平足、回内足があると外脛骨に負担がかかりやすいため、激しい運動をしなくても長時間の歩行や立ち仕事などでも痛みを生じることがあります。

治療は痛みのある間は運動を中止し、足を休ませます。炎症が強く熱をもっている場合は、腫れた部分を氷嚢(ひょうのう)で冷やし、湿布や消炎鎮痛剤を使って対処します。
予防には、痛みを軽減させることや再発を予防する上で足の裏の筋力強化や下腿の筋肉の疲労をとり、ストレッチをして柔らかくすることもとても重要です。痛みが治まっても下腿の筋肉が硬ければ後脛骨筋腱が引っ張られてすぐにまた痛みを生じるからです。
靴のチェックも大切です。患部を圧迫するような靴は避け、幅広い靴や除圧パッドを使用するようにします。
偏平足や回内足には、土踏まずを形成する足底板や回内防止用の足底板を足の形に合わせて作成し、靴の中に入れて使用します。
前述のような対処をしても、痛みが治まらない場合や再発を繰り返す場合には、外脛骨を取り除く手術をすることもあります。

運動するときは

偏平足や回内足になっていないか、適切な足底板を使用している。
最初は運動量を減らして、様子を見ながら、徐々に運動量を増やす。
足の裏の筋力を強化する。(タオルギャザー、チューブエクササイズなど)
下腿の筋力、柔軟性を強化する。
運動前後に下腿のストレッチをとくに入念に行い、筋肉の疲労が蓄積しないようにする。

などがあげられます。